こだわりの7ヵ条




また、1年でこの時期しか食べることができない貴重な果実です。
桃を好きな人は多く、贈り物には大変、おすすめですが、「桃」は、非常にデリケートです。
「桃」は、糖度(甘み)と酸度(酸っぱさ)のバランスが極端な果物です。なんと酸度がほとんどない果物の一つです。
酸度が少ない果物は、少なく、貴重な果物ですが、デメリットとして痛みも早いんです。
その為、収穫時期は、慎重に選ばなくてはなりません。
遅ければ、追熟。(宅配ができません。)
ちょうど良いタイミングに収穫しなくてはならない為、
収穫期は、頻繁に畑で熟度状態を確認しながら丁寧に収穫していきます。
大変な作業ですが、そこに「こだわり」、産地直送をしております。
また、桃は、外観は似ていますが、品種ごとに特徴や収穫時期が異なります。
・やわらかくなりやすい品種
・やわらかくなりにくい品種
・7月初旬に食べごろを迎える品種
・8月中旬に食べごろを迎える品種 など様々です。
さまざまの特徴を知り、その品種にあった収穫時期を選んで収穫します。


収穫担当が、その日の食べごろを選んで収穫しますが、大切なお客様に
商品をお届けする為には、さらなる厳選なチェックが必要です。
外観では、判断しにくい「桃」に数か所に光センサーを当てチェックします。
光センサーを活用して、甘さを示す「糖度」を調べています。
日本人の味覚は、非常に繊細です。舌が感じる甘み、食べた時の触感などチェックしてみます。
光センサーだけで終わらず、「食味」を行う。
この二つのチェックを行い、お届けする商品に自信を持って宅配します。
(補足)光センサーを使うのは「桃」のみです。葡萄は、糖度計を利用しています。

先ほど、桃は収穫するタイミングが重要という話をしましたが、食べごろに「こだわる」と1本の木で、全部、同時に収穫ができません。その理由は、 1玉ずつ、収穫のタイミングが異なるからです。その為、選びながら、収穫します。
この作業が非常に手間がかかります(汗・・)
また、収穫期を迎えた、多くの桃農園はこの時期に人手不足は課題であり、
手が回らず、収穫のタイミングを逃したりすることがあります。
収穫期の労働が、極端に多くなり、11月〜3月までの休眠期は、焦らず、作業ができる。
1年の流れの中で、すごく極端な仕事量なのです。
プロとして、譲れない緊張関係!!
創業40年の中で、親戚をはじめ、沢山の契約農家様と一緒に農園を続けてきました。中には、「品質にこだわる」私たちに、ご理解いただけない場面もありました。しかし、「プロとして譲れない思い」を崩さず、時には、厳しく、時には助け合い農園を続けてきました。
これからも、「プロとして、品質にこだわる」緊張関係を保ちながら、栽培していきます。

お客様が一番気になる部分が「食の安全」です。おいしい事も大切ですが、安全がもっとも大事!!私も大切な家族や友人・知人に紹介する場合にとても気になります。当然、無農薬!!が良いのですが、果樹栽培(桃と葡萄)においては、上手に農薬と付き合うしかありません。私が所属する生産団体に置いても、残留農薬等に関するポジティブリスト制度」が実地され「食の安全」に関する意識も高まってきました。
理想園では、散布量を減らす方法として、「果樹の状態」と「その時の天候」がもっとも重要だと考えています。当園でもJAフルーツ山梨が発行する防除カレンダーを参考に生育期の様子を見たり、県・JA指導員やアグリマスターなどに相談し、無駄のない防除に取り組んでいます。
また、「食の安全」をより考えるようにエコファーマーを取得し環境に配慮した農業に取り組み、生草栽培(ハルミドリ)を使っての栽培などを取り入れ、自園独自の「食の安全」に心がけた果樹栽培を行っています。

1年に2度(秋と春)に土壌の改善に取り組んでいます。メインは、秋になり
ますが、必要最低限の化学肥料と栄養と成分を検査済みの完熟牛糞堆肥を
中心に有機栽培に心がけています。
毎年、感謝の気持ちを込めて、果樹にお礼と来年も元気一杯に新しい命
が芽吹きますように願いながら作業を行っています。

農作業で重労働の作業の1つに草刈り作業があります。特に5月以降の
暑なる時期にこの除草作業が忙しくなります。大変な、草刈り作業を極力
すくなくする為に除草剤などがありますが、当然、体に良いものではありま
せん。
そこで、乗用除草機(ラビットモア)や細かい場所に入れる(手押しモア)
などを導入して、極力、除草剤を使わない除草作業を行っています。

果樹を収穫して、出荷して店頭に並ぶまでには、日数がかかります。
桃の場合、収穫してからの賞味期限は、非常に短く、デリケートな果物
です。特に適塾に収穫され、糖度が高い大玉桃は、その中でも特に扱い
にくい商品です。
しかし、木で十分に熟した(適熟)で収穫した桃の味は最高です。
適熟に「こだわって」お届けするには、食べる方に直接とどける産地直送が
一番適しています。→理想園の流通の仕組みを紹介

理想園では、原則、産地直送することを前提で適熟商品をお届けしています。
また、配送業者は、クロネコヤマト運輸様や郵便局様のサービスを活用しています。
両社とも、翌日にお届けできるエリアも広がり、山梨にいながら収穫した翌日に宅配ができるようになりました。
そして、何よりは専門店として適熟した桃や葡萄を届ける為に、
流通ルートは簡素化してお届けできる「産地直送」が理想的です。

生懸命に栽培をした商品でも、それを購入してくださるお客様と出会え
なければ、商品は販売できず、農業が成り立ちません。その為、地域の
生産団体様などのお力を借り、市場出荷するのが一般的な農業のスタ
イルだと思います。しかし、店頭に並ぶまでには、関係業者様など手間(
コスト)なども掛かります。
また、直接販売する場合も大変です。店頭に来店して頂いたり、紹介を
頂いたりして販売をしていくのですが、全部、作ったものが売れるかも心
配です。それ以外にはテレビCMや新聞広告・チラシを使って、農園の果
樹を紹介する方法もあると思いますが、個人の農園では予算がなく難し
いです。

・果樹は「旬」が命!!今の情報が配信できる。
・ホームページは低コストで商品を紹介できる。作るまでが大変ですが・・(汗)
・写真を見ながら、商品が選べる。ホームページを見ながらの電話注文も多いです。
・栽培している思いを熱く語れます♪
・今まで出会えなかった「北海道・沖縄県」のお客様にも紹介できる。 など、様々です。
2010年には取組が評価され、経済産業省 中小企業IT経営力大賞認定企業として認定していただきました。

通信販売の場合、直接お会いができないので、
中にいれるパンフレットを写真付きで付けております。
「桃の食べ方・保存の仕方」「果樹栽培の場所(売店や農場)の様子」
「栽培風景や担当者」など、初めての方でも安心できる同梱物をお付け
しております。
また、東京から中央自動車道で約90分。「勝沼」インターから5分の場所
に理想園はあります。果樹の収穫時期7月〜10月末まで期間運営です
が早朝 6:00 にはオープンしています。
直営農園では、実際にお客様が圃場に入り「収穫体験」が楽しめる「桃
狩り・ぶどう狩り」を開催しています。特に試食や生産者や担当と顔を見
ながら話ができるのも好評を頂いています。また、荷作り現場なども売
店と隣接してるので見ることができます。

私どもの地域でも、生産者の高齢化が進み、遊休農地が増えてきました。県や市、生産団体の協力を頂き、
少しでも遊休農地を減らし、地域の資源向上に貢献ができる農園を目指します。